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ブリヂストンTB1はクロスバイクです。
普通のママチャリと同じようなサドルの高さでは、その性能を十分に発揮できません。
クロスバイクに乗るうえでサドル調整は最初にやるべき調整だと思います。
だけど私が購入したお店では、特にそんな話もなく「はい、どうぞ。」って渡されただけでした。こちらも素人だし、新しい自転車を受け取る嬉しい気持ちで「ありがとうございます。」って応えましたが。
もしかしたらそこら辺は”自分ですること”なのかもしれません。もちろん頼めば調整してくれると思いますが。
でもこれを自分でやるところからクロスバイクのスタートなのかな、と。
簡単な作業なんだけど明らかに走りが変わります。調整して自分で乗り心地を確認して、調整して乗り心地を確認して・・・を繰り返してみることで分かる事が多くあります。
- TB1のサドルの高さを調整したい。
- クロスバイクに乗り始めたけどサドルの高さはどうすればいいの?
このような方は参考にしてみて下さい。
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クロスバイクのサドルの高さはどれくらいにすればいい?
私は書籍やネットの情報を参考にしました。
若干内容が違うにしても大方の考え方は同じです。
それはペダルをサドルから一番遠いところに持っていって(時計で例えると5時くらいになると思います)踵(かかと)をペダルに載せて膝がピンと伸びる程度というもの。
その位置で母指球(親指の付け根と土踏まずの間の膨らみ部分)をペダルの中心に乗せると膝が適度に曲がります。
これをするとつま先から指の付け根くらいまでが床にぎりぎり着くかな、という高さになります。足がしっかり着かないので、不安な方は少し低めから始めてもいいと思います。
くれぐれも無理はしないで、安全第一です。
安全に乗り降りできるようになったら少しづつ上げていきます。
また股下の長さに×0.87をするという計算方法も有名な調整方法です。ボトムブラケット(フロントギアの真ん中のところ)からサドルの上面までをこの長さに設定します。
それぞれの調整方法で出した高さが一致していれば間違いないと思います。
これらはあくまで目安の高さです。必要であれば微調整します。
TB1のサドル調整の仕方は?
できれば縁石など足を載せる場所があるところで行うとスムーズです。
TB1はクイック式レバーが付いているので、工具不要でサドルの高さを調整することができます。
レバーを開いて、サドルを上に引き上げます。
これくらいで足先が付くかな、といった高さでスタンドを外し、自転車を垂直にしてサドルが真っすぐになるようにレバーを閉じます。フレームと後輪のラインを参考にすると分かりやすいです。
縁石に足を載せ、前項にあるようにペダルをサドルから一番遠いところに持っていって踵をペダルに載せて膝がピンと伸びる程度か確認します。その位置で母指球をペダルの中心に乗せて膝が適度に曲がるか確認します。
合わなければ再度調整を行い、微調整します。
最初の頃は頻繁に微調整をすると思いますので、私はマスキングテープなどで印を付けていました。
なぜなら高さを変えて、「あれ、さっきの方がしっくりくるな」ということがあるからです。印を付けておけば、すぐに戻すことができます。
何回も調整しているうちに「あれ、座るとサドルが下がってくるぞ」ということが起こりました。
「動かし過ぎて壊しちゃったかな・・・」とちょっと焦りました。
よく見みると壊れたわけではなく、回し過ぎてレバーが緩くなっている状態だったようです。
元に戻すにはレバーを開いて、逆側に付いているダイヤルを時計回りに少し回してレバーの動きをきつくします。きつくし過ぎると、レバーが閉じません。
これで再度レバーを閉めれば大丈夫。
調整が済んだら、あとはしばらく乗ってみること。
乗っている姿勢やペダルの漕ぎ方が慣れていなければ、本当にうまくいっているかわからないからです。
環境も大事です。
例えば風が強い日なんかは、ペダルの軽さは感じません。
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サドルの高さ調整で変わること
実際に調整すると・・・
サドルを高くすると、自然と前傾姿勢での乗車になるはずです。調整すると以下のような変化があります。
- 速度が出る
- お尻の痛みが変わる
- 手首や腕が痛くなることも・・・
前傾になることで空気抵抗が小さくなり、速度が出やすくなります。
おそらく低い状態で乗っていた時より、お尻は痛くなりにくいと思います。サドルが低い状態の時は前傾ではないので、ほぼお尻に重心がかかる状態です。
それでもスポーティーな細身のサドルはお尻の痛みを生みやすいですが・・・。
クロスバイクに乗り始めたときの最初の試練でした。
しばらく乗って慣れてくると痛みは治まってくるはずです。
自転車はハンドル、サドル、ペダルで体と接しています。この3点にバランス良く重心を分散させるといいと言われています。
またサドルを上げるとハンドルまでの距離ができて前傾になることで、ハンドルに体重がかかり過ぎてしまうと腕や手首に負担が生じます。
慣れないうちは乗車姿勢がうまくない可能性があるのでしばらく乗って3点のバランスを意識して走行します。
それでも痛みが生じる場合は、サドルを下げたり、サドルを少し前に位置調整することで腕や手首の負担を減らした方がいいかもしれません。
私のサドルの高さ
まずは踵を載せて高さを決めました。最初は上手に乗れてるかよく分からなくて、5mm単位で何度も何度も調整しています。かなり高くしたことも。
しばらくして計算式から出たサドルの高さ(身長172cmに対して股下76~81cm、平均くらい?)と照らし合わせて、その後も調整。
サイクルコンピューターは速度が表示されるので、ひとつの目安にしています。
股下の計測は、股に触れる程度で76cm、厚い本を挟んで上にグッとあげて81cmでした。
その差、5cm。
→私の場合、股下の計測方法は「15cm程(サドルに座っている時と同じくらい)足を開いて、壁に足の裏を付けて寝そべり、股のところの床に印をつけて測る」という方法で行いました。正確に測るのは困難ですので、あくまで目安。
計算式に当てはめると、
股下76cm×0.87=66.12 およそ66.1cm
股下81cm×0.87=70.47 およそ70.5cm
少なくとも私のサドルの高さは、この範囲におさまるはず。
上に記載の計算結果でボトムブラケットからサドル上面までの長さを測って、上の画像の矢印部分の長さで管理しています。
※多少の誤差はあるかもしれません。
乗った感触としては、ここが 10.5cmくらいがちょうどいい。
これを基準に上下させています。
例えば、
8.5cm→足先が着く。漕ぎ続けると太ももに負担を感じる。
9.5cm→そんなに悪くない。足先が着く安心感。
10.5cm→確かにちょうどいい、かな。つま先立ち。
11.0cm→肘から手首にかけて痛み。
といった感じです。
これにサドルの前後位置・ハンドルの高さを含めて最適なセッティングを目指しています。
乗車姿勢、安全性、ペダルの漕ぎやすさ、重心の分散なども考えています。
TB1のサドルの前後位置。最初は真ん中、慣れたら調整してみよう。 クロスバイクのハンドルの高さは?自分に合う高さがいい。まとめ
サドルの高さ調整についてまとめると・・・
クロスバイクのサドルの高さは、ペダルをサドルから一番遠いところに持っていって踵をペダルに載せて膝がピンと伸びる程度にしよう。
母指球をペダルの中心に載せて膝が軽く曲がるか確認。
サドルを上げると前傾姿勢になって、速度が出る。
しばらく乗ってハンドル、サドル、ペダルの3点に重心がバランスよく分散するように意識して走行して、
ちょうど良い高さを自分で探していこう。
初めてサドルを高くして走った時は爽快です。
軽くペダルを漕いだだけでシャーッと走るので。
何度も何度も調整して自分なりの高さを探してみて下さい。
私はずっと試行錯誤中。
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