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クロスバイクTB1のハンドル角度。必要があれば調整しよう。

TB1のハンドル周り

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「もうちょっとハンドルとかブレーキレバーの角度を変えたいな。」

今回はブリヂストンのクロスバイクTB1ハンドル角度の調整です。

基本は行わなくても大丈夫かと思いますが、サドルを上下・前後に動かしたときやハンドルの高さを変えた時に必要になる時があるかもしれません。

と同時にブレーキやシフトレバー等の調整も一緒に行うと思いますので、手順を記載しました。

必要があれば調整してみて下さい。

※こちらでは記載していませんが、ハンドルグリップも商品によっては角度を変える必要があります。

たびと
たびと

難しくはないですが、ボルトの締め過ぎ注意です。

この記事で分かること
  • クロスバイクのハンドルの適正角度
  • ハンドル角度の調整方法
  • ブレーキ・シフトレバー等の調整
あんこ
あんこ

自転車を楽しんで頂きたいのですが、安全第一

注意
  • この記事の作成者は、自転車整備の専門家ではありません。よく調べていますが、完全ではない可能性があります。
  • こちらの作業は、通常は自転車整備のプロにお願いする整備が含まれています。正しく行われないと乗車時に危険を伴う恐れがあります。作業をする場合には、全て自己責任でお願いします。
  • こちらの作業をご自身でされる場合には、ある程度自転車に乗り慣れてから行うことを強くお勧めします。

クロスバイクのハンドル周りの角度について

前述のとおり自分でサドルやハンドルの調整を行って、気になる時に行えば良いかと思います。

では適正な角度を確認します。

ハンドル・ブレーキレバーの適正な角度

TB1のハンドルバーの適正角度について

クロスバイクの乗車姿勢は、自然と少し前傾姿勢です。

上の写真の黄色い矢印の感じで腕が伸びてくると思います。

その腕から手の甲までが自然とまっすぐになるハンドル角度が適正と言われています。

一緒にブレーキレバーも延長線上にくるはずです。

個人的には極端に腕や手に負担にならなければ問題ないように思います。

TB1のハンドルバーは真っすぐではない

※ちょっと線が極端になってしまいました、すみません。

TB1は真っすぐなハンドル(フラットバーハンドル)なのですが、上の写真の赤いラインのように真ん中の部分から少し斜めになっています。

私の場合、納車時は若干上向きだったと思います。

真ん中部分を中心にして、ここの角度を変える調整になります。

調整作業は簡単、ボルトの締付けに注意

作業自体は、それほど難しく感じません

大事な点だけ押さえて作業すれば、大丈夫。

ただデリケートな素材のものであるほど、ボルトの締付けトルク等はきっちりした方が良いと思います。

あとは均等に締めるという点。

あんこ
あんこ

歪みの原因になります。

ハンドル角度とその他の調整方法

ではハンドル角度の調整です。

こちらを行うとブレーキレバーやライト等も角度が変わってしまうので、いっしょに調整を行います

併せて、ブレーキレバーの握り幅調整を記載しました。

ボルトやネジは、締め過ぎないように注意します。

こちら今回の調整に使った工具です。

  • 六角レンチ 5mm
  • プラスドライバー
  • 六角レンチ 2mm(ブレーキレバーの握り幅調整のみ)

※他の自転車ではボルトサイズが異なるかもしれないので、作業前にご確認ください。

ハンドル角度の調整

上のボルト2本を緩めれば、ハンドルバーは回ります

今回は2本で行います。

※完璧を求めるなら4本全て緩めます。この後「参考」に記載あり。

TB1のステムには締付けトルクの表示がありません。

ボルトを緩めた時の感覚と作業前の状態を参考にボルトを締めます。

①交換前にステムの上下を一度確認。

これくらい締まっています。

作業前にステム上部を撮影
ステム上部
作業前にステム下部を撮影
ステム下部

ハンドルバーが回るところまで、上のボルト2本を六角レンチ5mm

交互に緩めていきます。

上のボルト2本を交互に緩める

③これくらいで回ります。

上のボルト2本を緩めてハンドルバーを動かす

④あとは好みの角度に調整。

ハンドルバーを好みの角度に調整
ハンドルバーを極端に傾けた角度に調整

⑤調整できたらハンドルバーをしっかり真ん中に合わせて、ボルトを締めていきます。(バーに印もありますが、おそらく新車でなければステムで隠れていた部分が取付け跡になっています。”真ん中”の目安です。)

ハンドルバーを真ん中に固定

こちらも交互にボルトを締めていきます。

作業前の状態を意識して行います。

ステム取付け時に交互にボルトを締めていく

⑥ガタつきがないか確認して、ハンドル角度調整の完了です。

たびと
たびと

次はブレーキレバーやライト等の角度も調整します。

※こちらでは記載していませんが、ハンドルグリップも商品によっては角度を変える必要があります。

ハンドル角度調整完了
参考

もしボルトを4本緩めて行うなら、順番に気を付ける必要があります。

必ずしも下記の写真の順番である必要はありません。

パーツやボルトが歪まないように交互、対角に行えば問題ありません。

4本仮止めしてから、最後に順番に本締めです。

※例えば先に1本だけを最後まで締め付けると、他が入らない、もしくは斜めに入るということが起こりえます。

ステムのボルトの締付順番

こちらも参考に。

ステムをハンドルバーから解放すると、こんな感じです。

真ん中に印が付いています。

ステムの上側を取り外してみた

シフトレバー角度の調整

シフトレバー角度の調整です。

横に並んでいるため、次のブレーキレバーの調整と併せて行ってください。

六角レンチ5mmレバーが動くところまでボルトを緩めます。

シフトレバー角度の調整を行う
シフトレバーのボルトを緩める

②取り付けたい位置に移動したら、ボルトを締付けて完了です。

シフトレバーの位置を動かす

ブレーキレバー角度の調整

六角レンチ5mmレバーが動くところまでボルトを緩めます。

右ブレーキレバーのボルトを緩める際に、六角レンチが干渉してしまうようならシフトレバーを内側にずらしてから行います。

ブレーキレバーのボルトを緩める

②好みの角度に調整。

ブレーキレバーの角度を上向きにする
ブレーキレバーの角度を下向きにする

左右のレバー角度が同じになるようにしてボルトを締めていきます。

真横から見たり、正面から見たり。

分かりにくいかもしれませんが、下の写真では左レバーが少し上になってしまいました。

修正します。

左右のレバー角度が同じになるようにする

④ブレーキ角度の調整完了です。

ブレーキ角度の調整完了

ベル・ライト角度の調整

ベルとライトはベルトで留まっています。

ベルの下部
ベルの下部
ライトの下部
ライトの下部

それぞれプラスドライバーでネジを緩めて動かします。

ベルの下のネジを緩める
ベルを好みの位置で固定する

【参考】ブレーキレバー握り幅の調整方法

こちらはブレーキレバー握り幅の調整です。

手が小さくて握るのが大変という方は、必要に応じて行ってください。

下の写真の青い塗料が付いたボルトで調整します。

ブレーキレバーの調整ネジ

六角レンチ2mmで対応します。

細いところなのでボルトが破損しないように気を付けて作業します。

ブレーキレバーの調整ネジをレンチで緩める

②ボルトを時計回りに締め込むと、ブレーキレバーの幅が狭くなっていきます。

ブレーキレバーの幅が狭くなる

③好みのところで締付けを止めて完了です。

けっこう締めないと動きませんでした。

ブレーキレバーが狭くなった

まとめ

ハンドルを真横から見る

もしかしたら今回紹介した調整は、あまり行わないかもしれません。

でも知っておくと、

「ハンドルバーの交換できそうだな。」とか、

「ハンドルの形自体も変えられる?」とか、

「ベルはあまり鳴らさないから内側にずらそう。」(私)

ってアイデアが出てきます。

次は何をしようか。

そういうタイプの自転車ではないのだけれど、

意外とやれることがありそうです。