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自転車のメンテナンス。日常のお手入れとその頻度は?

TB1正面の画像

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自転車通勤をしていると、

「昨日雨で濡れたから自転車が汚れてるな。」
「あれ、今日はチェーンからカラカラ音がする。」

といったことが起こります。

この状態が続くと自転車の不具合にもつながりますし、なにしろ気分が下がって自転車通勤が楽しくなくなってしまいます。

でも普段のお手入れって何をしたらいいか、どのくらいの頻度ですればいいのか、初めのうちは私もよく分かりませんでした。

いろいろ調べて試して、今のやり方に落ち着いています。

私はブリヂストンのクロスバイクTB1に乗っているので、そちらがメインになりますが、

  • 自転車のお手入れは何をすればいい?その頻度は?
  • 通勤自転車を簡単にきれいにしたい
  • チェーンをきれいにして快適に乗りたい

といった方には参考になると思います。

TB1については「ブリヂストンTB1のレビュー。1万km乗ってみて分かったこと。」をご覧ください。

完璧なお手入れ方法ではなく、あくまで簡単なメンテナンスを目指しています。

というのもTB1はあまりメンテナンスをしなくてもよい仕様のクロスバイクであり、私が”面倒くさがり”だからです。

なるべくコスパに関しても意識しています。

コストをかけたくない方ものぞいてみて下さい。

自転車のメンテナンスの内容・頻度は?

TB1リアスタイル

通勤自転車の日常のメンテナンスはこれだけです。

  • タイヤの空気補充
  • チェーンの洗浄・注油
  • 掃除

タイヤの空気補充

空気入れは、とても簡単な作業ですが、とても重要な作業でもあります。

空気が甘いとパンクが起こりやすくなります。

快適な走行にもつながりますし、パンクの予防には絶対です。

チェーンの洗浄・注油

ずーっとそのままにしておくとカラカラと音がしたり、錆(サビ)が発生します。

定期的な洗浄と注油で快適に走行できるようにします。

漕ぎにくかったり、チェーンがひどく汚れていると自転車通勤の気分が落ち込みます。

順番はチェーン洗浄後に注油です。

掃除

保管状況にもよりますが、2~3週間もすると自転車は汚れてきます。

こまめに掃除してあげると自転車をきれいに保つことができます。と同時に点検も兼ねて

錆びなら早く気付くことができれば、簡単に落とせます。

時々、お店の方に点検してもらうと安心です。

関連記事:「自転車の点検料金はどれくらい?毎日乗るから整備はしっかり。

私が行っているメンテナンス方法

私は各作業をそれぞれ3週間を目安に行っています。

いつ何をしたか

卓上カレンダーに記入しています。

特に最初のうちは、どれくらいの目安で各作業をすればいいか分からないと思います。

前回いつやったかが分かると、

例えば
「こないだは3週間前に空気を入れたから、そろそろかな」
「漕ぐとチェーンから音がし始めたのが4週間経った頃」

といったことが分かるようになるからです。

そしてそれぞれの作業を別々の日に行っています。まとめてやるとちょっと疲れてしまいますので。

だいたい掃除した翌日にチェーンの洗浄・注油をしていることが多いです。

空気補充と頻度について

空気入れ

TB1のタイヤはパンクしにくい仕様になっていますが、定期的に空気の補充はした方が安心です。

指定空気圧は300kPa。

私は3週間程度(約400km走行)で指定空気圧の通りに空気を補充しています。

空気圧管理の為、米式バルブに変えているため本当はもっと大丈夫かと思いますが、心配なので。

3週間経過しても、タイヤを指で押すとけっこう硬いです。

関連記事:「TB1のタイヤはパンクに強いけど英式バルブ。空気圧管理はどうする?

チェーン洗浄・注油の方法

自転車チェーン

写真は1年間使用したチェーンです。

今のところ下記の方法での洗浄のみですがペダルを漕いでストレスを感じるほどではありません。

こちらはブラッシングまではしていないので隙間に汚れは残っています。

私は下記の作業を3週間ごとに行っていますが、こちらは使うクリーナーやオイルによるかもしれません。

1度試して「音がカラカラ鳴り始めた」「乗り心地が悪くなった」等を目安にやってみて下さい。

チェーン洗浄・注油に必要な物

ケミカルスプレー
掃除道具
  • チェーンオイル・・・写真はエバーズのチェーンオイルです。私の場合、これ1本で1年もちました(3週間に1回程度の注油)。注油した翌日にちょうど馴染んでいる感じがします。
  • パーツクリーナー・・・パーツクリーナーは大きなスプレー缶で安価です。ホームセンター等で見つかります。いろいろ試したいのですが大容量なので注意。評判の良いものをお買い求めください。
  • マイクロファイバークロス 2~3枚・・・100円均一の商品です。私は3枚組の厚手を選んでいます。拭いても毛羽立たず、吸水性に優れています。
  • ビニール手袋・・・100円均一の商品です。油汚れから手を守ります。
  • 使い捨てウエス・・・注油時にチェーンの下に当てて、オイルの飛び散りを防ぎます。

洗浄・注油の手順

①チェーンの下にクロスを当てる。パーツクリーナーを吹き付け、汚れを落とします。吹き付けてクロスで挟んでゴシゴシ。

チェーン洗浄

②ペダルを手で逆に回して写真の矢印の範囲ずつ①の作業を進めていきます。

チェーンの掃除方向

③チェーン1周分終わったら、ペダルを逆に回して再度パーツクリーナーをよく拭き取ります。汚れが気になるようならもう1周①②を。

パーツクリーナー拭き取り

④この部分はプーリーというのですが、パーツクリーナーを吹き付けたクロスで挟み込んでペダルを回すと効率的です。クロスが巻き込まれないように注意します。

プーリー

⑤1番重いギアへ入れておきます。ペダルを手で逆に回して使い捨てウエスを当ててチェーンオイルを1周吹き付けていきます。こちらはまだ拭き取りません。オイルはつなぎ目を意識して注し過ぎないようにします。

チェーン注油

⑥サイドスタンドを立てた状態でスタンド側に傾けて後輪を浮かせます。ペダルを手で回し(ここは変速するので逆ではなく通常の方向に)、全てのギアにチェンジして馴染ませます。

⑦ペダルを逆に回して余分なオイルを拭き取って完了です。

注油拭き取り
参考
自転車チェーン印

①私はペダルを回すスタート地点が分かるようにチェーンのピンに印を付けています。ただの油性ペンなのでいつか落ちてしまいますが、作業の効率化の為です。

②作業に使ったマイクロファイバークロスは小さいビニール袋にまとめ、洗濯洗剤とお湯を入れて揉みこんで汚れを落とします。

いくらか汚れが落ちたらバケツに移して、手洗いして干します。バケツが黒くなるので、最後にクロスで擦って汚れを落として終了です。

素材の性質上、色汚れは落ちにくいので真っ黒になりますが再利用しています。においが気になり始めたら処分といった具合です。

③チェーンオイルを注す際に使い捨てウエスを使うのは、クロスがオイルだらけで洗濯が困難で再利用できない状態になるからです。オイルによっては大丈夫かもしれません。

掃除の方法

私の場合、3週間を目安に掃除しています。でも汚れが気になる時はちょっと早いかも。

使うものはこちらです。

  • 自転車クリーナー
  • マイクロファイバークロス

私が使っているのは下記のクリーナーですが、このままだと大きいので小さな入れ物に入れ替えて携帯しています。

これをクロスに吹き付けて、自転車を拭きます。

もしクリーナーがなければ、クロスを水に濡らして硬く絞って拭いても大丈夫です。

マイクロファイバークロスは水だけでだいたいの汚れは落ちますが、傷をつけてしまうので強く拭き過ぎないようにします。

仕事帰りに水道があるところで休憩ついでに行うことが多いです。

そしてひどく汚れるところはだいたい決まっていて、掃除する度にコツが分かってきます

フレーム下

フレームの下部分は路面から受けた汚れが溜まっていきます。

リム

リム部分は泥汚れが目立ちます。

泥除けの汚れ

同様に泥除けは黒いので汚れが目立ちます。前の泥除けの汚れは乗っている時によく見えるので、汚れていると私は気分が上がりませんので絶対外せない部分です。

私だけかもしれませんが・・・。

内側はもっと汚れていますが、ここはキリがないので時々やればいいと思います。

実はこの掃除、やればやるだけきれいになります。

でもこの掃除の姿勢は頑張りすぎると疲れるんです。

ある程度きれいになったら区切りをつけて、私は少しづつやるようにしています。

参考

掃除をしていて錆びているところがあったので、私は下記のグリスを塗布しています。少しの錆だったので塗布とともに落ちてしまいました。

今のところ六角ボルトの頭だけですが、穴の部分に水が溜まりやすいからかもしれません。

錆防止のために他の六角ボルトの穴にも塗布しています。

時々行いたい汚れがひどい時の対応

こちらは毎回は大変なので、時々行っている作業です。

少しでもきれいになればいいかと。

フロントギア周り

そのままでは中はよく見えませんが、フロントギアもけっこう汚れます。

チェーンリングを外す

5つのネジで留まっているチェーンリングを外します。

フロントギアのカバーのような物です。

クランクとチェーンリング幅

片側は見た目はネジですが回りません。

上の写真のように内側からドライバーで回していきます。

赤い矢印部分が10cmちょっとなので、それに収まる長さのドライバーがいいと思います。

斜めから無理やりできなくもないですが、ネジが傷む。

フロントギア

開いたら、パーツクリーナーを吹き付けたクロスでゴシゴシします。

初めて開けた時は、けっこう汚れているはず。

終わったら、確実にリングを取り付けます。

チェーンをブラッシング

チェーン掃除

固着した汚れをブラッシングできれいにします。

完璧は難しい。

こちらもパーツクリーナーをブラシに吹き付けて。

隙間ブラシ

私は使い古しの歯ブラシと隙間ブラシ(ダイソーで手に入れたもの)を使っています。

これで注油すれば、十分快適。

よりきれいにしたい時は、チェーン洗浄機チェーンクリーナーといった物もあるようですが・・・。

あとはどこまできれいにしたいか、といったところだと思います。

リアスプロケットの間

スプロケット掃除

リアスプロケットの間にも汚れが溜まります。

チェーンクリーナーを吹き付けたクロスを両手で持って、間にゴシゴシ入れていきます。

固着しているところはクロスの上から粘土用の細いヘラを当てて削り落としています。

カコンカコンとそのままスプロケットを回転させて各ギアと間を掃除。

リアスプロケット

ところが大きいギアの2か所はピンで留まっていて、間にクロスを入れることができません。

リアスポークガード

こちらは写真の矢印部分の穴に綿棒を差し込んで、ペダルを回転させればきれいになります。

指を挟まないように気を付けて。

まとめ

自転車の日常メンテナンスについてまとめると、

2~3週間を目安に空気の補充、チェーンの洗浄・注油、掃除を行う。

いつやったかメモしておくと目安が分かりやすい

空気はマメに入れること。

チェーンは洗浄・注油すると快適に走れるし、錆の予防になる。

パーツクリーナーで洗浄してから、チェーンオイルを注すこと。

掃除は自転車の点検も兼ねて。

大変なところは時々。

キレイな方が気持ちがいいし、きっとモチベーションが維持できるはず。

です。

定期的なほどほどのメンテナンス

毎日の自転車通勤を快適にしていきましょう。